どんぶり会議


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[145] 「茨城のうまいラーメン3」発売 Name:水戸黄麺 MAIL Date:2009/04/08(水) 13:48 [ 返信 ]
水戸黄麺です。

HPではすでに告知しておりましたが、ついにと言うか久しぶりにと言うか
茨城新聞社から6年半ぶりに「茨城のうまいラーメン3」がこの4/10付けで
正式に発売されます(一部、すでに販売されている店もありますが・笑)。
もちろん今回も茨城新聞社様からの依頼により責任者として
全体に関わらせていただきました。

さて、そのラーメン本の話に入る前に、この場を借りて釈明させていただきたいことがあります。
「もう食べ歩きはしていないのか」と、実生活上&ネット上たびたび聞かれるくらい
僕自身、肝心なHP本体の食べ歩きをここ数年間ほとんど更新をしないままでしたが
「ラーメンを食べ歩いてもいないのにラーメン本の店選定〜編集に関わるのはおかしい」
なんて誤解されるのも不本意なので、1999年4月のHP開設からちょうど10年目のこの節目に、
空白だった今までの数年の「食べ歩きの足跡」もHP上で同時に公開しておくことにしました。
http://www2.odn.ne.jp/~caq53640/nikki/2009.htm
HPを更新しなかったこの数年間も、ラーメン的には変わらず地道に精進していた(笑)
と言うことをわかっていただければ、ラーメンに関わる人間としてうれしい限りです。

さて、通常、ラーメン本の出版までには発刊決定から半年ほどの時間を要しますが
今回の本の出版話が茨城新聞社出版局から僕のところに来たのは、何と昨年の
クリスマスの頃、本出版の正式決定が年明けの1/8だったので、最終的な編集〜
校正〜製本等の日程を考えると店選びは1ヶ月程度で結論を出さなければ
ならないと言うハードスケジュールでした。

この本をいろいろな面から楽しむために、今までの本と同じように
今回の本の出版までの経緯と内容(&裏話・笑)をここで
「個人的責任」の元にささやかに公開しておこうと思います。
どこまで公開できるかは、まぁ様子を見ながらと言うことで(笑)。

予定では
「メンバー選びの基準」
「掲載店の決定方法」
「コラムについて」
「取材拒否の店について」
「掲載には至らなかったけれどメンバーの評価の高かった店」
「巻末の『メンバーの好きな店』のアルファベットの店について」
等々のことを考えています。

つづく

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[146] メンバー選びの基準 Name:水戸黄麺 MAIL Date:2009/04/08(水) 13:54
まずはメンバー選びです。茨城新聞社からは、元々特にその形については
制約はありませんでした。つまり僕個人で店を選んでいってもいいとのこと。

確かに、多人数のメンバーで選定すると、いつも最後の微妙な店の選定で
意見がなかなかまとまらず、距離的に各メンバーがすぐに食べに行ける店でなければ
さらに隊としての結論に時間がかかってしまうので、今回のような短期決戦の
本では、僕個人の責任で1人で選んでいった方が結論がすぐに出るので
時間がかからないかなとも当初は考えていました。その背景には、赤本〜黒本の
頃と違い、ネット上の検索技術が格段に進歩した今の時代、インターネットで
ほとんどの店の情報は家にいながらにして手に入れることができると言う点がありました。
ならばあとは僕の都合で食べに行けばいいだけですし、もし選んだ店に読者から
不満があったとしても、それは僕個人が責任を負えばいいことですし・・・。

しかし、「食べ尽くし隊」としての今までの2冊の経緯もあります。そして
何よりも店の選定に「客観性」を持たせたかったので旧メンバーをまず招集。
当然、「黒本」の頃とは普通の社会人であるメンバーの状況も変化しているので、
引き続き参加表明してくれた半数のメンバーに、旧メンバーから推薦のあった
新メンバーを加えることになりました。その新メンバー推薦の基準は、
茨城のラーメン食べ歩きを熱心に行い、かつ、ネット上でそれを公開していること。
新メンバーは以下の3名に絞られました。2009年の最強食べ尽くし隊の誕生です(笑)。

もとろーどさん(「ラーメンマップ」には参加していますがこちらの本は初めてです)
「新☆茨城ラーメン物語。」
http://www4.plala.or.jp/MOTO-ROAD/kiyospe.html

しのぶさん
「食べ歩きと自炊生活と映画レビュー」
http://blogs.yahoo.co.jp/shinobu_1125

ふなどんさん
「ハング・ウインド・麺・守谷日記」
http://sfu01.exblog.jp/

もちろん、この他にもすばらしい候補者はたくさんいたとは思うのですが、メンバー数には
常識的な制限があり、意見をまとめていくのが困難になるのでここまでとしました。

つづく(笑)。

[147] メンバーのサイトURL Name:水戸黄麺 MAIL Date:2009/04/08(水) 13:57
ちなみに、旧メンバーの現在のサイトはこちらです。
※この掲示板はURLを一度に5つまでしか表示できないようなので
新メンバーのサイトと2つに分けて投稿しました。

げいちさん 「なんとなく・・・にっき・・・」
http://blog.livedoor.jp/satoshi_ichige/

ともりんさん 「IBARAKI☆RAMEN」
http://www.fsinet.or.jp/~jnk/ibarakiramen.htm

kimurakunさん 「茨城のうまいラーメン情報 自画自賛」
http://homepage3.nifty.com/kimurakun/index.htm

みずやんさん 「ひたちの亭B」
http://hitachinotei.cocolog-nifty.com/blog/

こばさん 「こば’ず ほ〜むぺ〜じ 」
http://www.asahi-net.or.jp/~ur7t-kbys/
※ご存じTVチャンピオンラーメン王のこばさんには
アドバイーザー的立場で参加していただきました。

その他のメンバーである、まちゃあきさんやまめきちさんも mixi上でかなり熱心に
食べ歩きを公開していますから、ご覧になってはいかがでしょうか?
ただしこちらは登録が必要なので誰でも閲覧できるわけではありません。
mixiに参加した上でお友達として登録しましょう(笑)。

いずれにせよ、このような茨城のラーメン・最強メンバーで
「茨城のうまいラーメン3」がついに始動したわけです。

つづく(笑)。

[161] 「掲載店の決定方法」 Name:水戸黄麺 MAIL Date:2009/05/01(金) 01:55
さて肝心な「掲載店の決定方法」です。
何故この店が選ばれ、あの店が選ばれなかったのか・・・
ラーメン好きの方なら、きっと疑問を抱いていることと思います。
それは以下のような方法で決定していきました

まず、「評価の対象」となる候補店を選定していきます。
老舗店、定番の店、話題の店、気になる店、新店等々、
県内各地からメンバーに自由に提案してもらいました。

結局この段階で150店以上が提案されました。
各地区のメンバーがおすすめする店ですから、これだけでも
けっこうなレベルの店が並んでいることになります。
そして県内の東西南北各地に散らばったこの店を
メンバーに順次食べ比べてもらうわけです。

もちろん全部食べてもらうのが理想的なんですが、150店では
1日3杯食べても50日かかるわけですから、常識的な限界はありました。

ちなみに実際に食べた店の数ですが(掲載店最終決定の段階で)
僕、黄麺がトップで145店でした。今までの食べ歩きの積み重ねの結果ですが
一応、長老としての責任は果たしているわけです(笑)。

次はまめきちさんの131店、もとろーどさん113店、それにともりんさん105店、
げいちさん103店と続き、残る他のほとんどのメンバーも90店台と言う高レベルでした。

自分の地元の店だけでなく、候補店となるような県内の店を100店近く食べるというのは、
かなりの労力と時間を要します。それを敢えて実行するのが食べ尽くし隊の使命なのです(笑)。

もちろん数多く食べればいいというものではありませんが
比較するものが多ければ、その分、評価に客観性が出てくるのもまた事実です。
例えば県北で自分が一番と思う店だとしても、県南や県西と食べ比べてみなければ
その店が県全体でどのあたりに位置するのか、個人の中でさえ確定できないのです。

もちろん各メンバーに好みはあるわけでですから、
さらにそれを客観的なデータにしなければなりません
そこで「第一次選考」としてその時点で食べた店を、◎○◇□△×で6段階に評価してもらいました。
各記号の意味は以下の通りです。

◎・・・茨城のラーメン本である以上この店は欠かせない(新店含む)

○・・・ラーメンマニアとしての客観的立場から50店には入る(or入れるべき)でしょう(新店含む)。

◇・・・50店には微妙だけど新店・未掲載店だからラーメン本的に紹介する価値がある

※◇と↓の□の差は微妙ですが、出版物である以上、
同じようなレベルなら新しい情報の方が優先すると考える。

□・・・掲載店で過去に食べてOKだと思っている。その味が落ちていないと
最近食べたメンバーが判断するならOKと言う感じ。好きだったけど
時間的に再度食べに行っていられないと言う場合も含む。

△・・・新店であれなんであれ、微妙な店。かと言って掲載レベル以下
と言いきってしまうのにも抵抗がある。もしくはラーメンマップ掲載店だけど
自分としては不本意だった店(今は掲載レベル以下と考えるなら当然×)。

×・・・掲載レベル以下(店がダメと言うわけではない・あくまでラーメン本としての評価)

さてこのように評価されていった店をエクセルで表計算処理していき、
メンバーが実食して報告された評価を随時入力してメンバー間で細かく検討していきました。

もちろん今回は時間が制約されていましたから、どんどん取材に入らなければなりません。
まずメンバー全員の評価で◎が80パーセント以上の店は、どんどん取材に入ってもらいました。
この段階でその数は20店くらいだったでしょうか。

さて問題はこれから先です。インターネットが一般化したこの時代、
茨城県内でうまいラーメン店を上から20〜30店あげろと言うなら
ラーメン好きでネット環境にある人なら、誰が選んでも可能だろうと思います。
問題はその先の店をどう選んでいくかなんです。

そこで、このように記号で大まかな評価をしてもらった店の各評価を
◎=90点 ○=80点 ◇□=75点 △=65点 と言うようにすべて点数化し
各メンバーがその点数を微調整してもらい(◎でも85点、○でも85点ということにもなる)
その評価の平均点を小数点2位以下まで算出〜考慮して選定していったわけです。
もちろん評価数が一定以上(評価数12人中8人以上がボーダー)が対象です。

当然70点から80点は激戦区となります。最終的にはメンバー1人の高評価or低評価で
不公平な結果にならないよう、最高点と最低点を抜いて、再評価したりして
客観的な結果が出るよう、かなり苦労しました。こうして、各メンバーの食べ歩きの
経験を軸に、細かく点数化していって、選んでいったのがこの本の掲載店だったのです。

つづく(笑)。

[171] 「コラムについて」 Name:水戸黄麺 MAIL Date:2009/05/17(日) 03:47
今回のラーメン本の中にあるコラムですが、すべてすでにHPで発表済みのものでした。
だいたい10年くらい前に書いたものばかりですが、決して手抜きというわけではなく
少ない準備期間の中で、茨城新聞社の担当者さんが僕のサイトを読んで
選んで掲載してくれたと言うのが正確なところです。

各々のコラムについてこの場を借りて補足していくと・・・

○ ラーメン屋さんでのマナーについて考える
http://www2.odn.ne.jp/~caq53640/opinion/manner.htm

HP開設初期の頃にぱっとひらめいて書いたもので、
当時流行っていた缶コーヒーのCM(仲村トオルが出ていたもの)や
今はない写真週刊誌フライデーのことが書いてある部分とかさすがに手直しが必要でした。
子連れでラーメン店に行ったりするといろいろ制約が多い分、
ちょっと気になることも多くなって書いた拙文なんですが、
その小さかった娘ももう大きくなって(高3と中3です)、昔ほど家族で食べ歩くと言うこともなくなり、
僕も妻も健康のことを気にする世代になってスープを飲みきるなんて言うことは
さすがに滅多にできなくなって、時の流れを感じてしまいます。

ちなみに客に注意していた「とある行列店」と言うのは今はもう無い「わかとら家」。
あそこのおばちゃんはもう名物と言っていいくらいににぎやかでしたよね。
「渋谷の有名店」と言うのは「山頭火」。当時は行列が1回の階段から2回の席まであったりして
ビール注文と言うのももちろん実話です。今でも明治通にある店の前を通ると当時を思い出しますが
中に入らないからわからないけど行列は多分無いんじゃないかな。それも時の流れですね。
「昔はあんなににぎわったのに・・・」なんて言う吉田拓郎の歌(「外は白い雪の夜」)のような店は
東京にはけっこう多いですね。

さて『絵画鑑賞〜』と『女〜』については〆切間際の日に各特集間のバランスをとるために
1ページで180字くらいのコラムを2つ書けないかと担当者さんに急に依頼されて、
しかもそれが19時に依頼されて「今晩中に」と言うことで急遽まとめたものでした。
HPで文字だけのものは原稿用紙的にまとめていくとけっこう分量があるもので
短くまとめるというのはなかなかに面倒なものでした。
元々が拙文なわけですから、短いとさらに何が言いたいのかわからなくなるからです。
本に掲載されている部分だけでは「結局何が言いたいの?」と言うことになる。
本文の下の方にHPアドレスを載せたのは、HPも読んで補足〜完結してくれたらなぁ
と言う意図で担当者さんに掲載をお願いしたものでした。

改めて出来上がった本を見てみると、まだまだ文字数は余裕があったように思えますが
デザイン〜レイアウト優先で仕方のないところなんでしょうね。

○ ラーメンは『絵画鑑賞』のようなものなのだ
http://www2.odn.ne.jp/~caq53640/opinion/kaiga.htm

絵画には油絵・水彩画・浮世絵・墨絵,今の時代ならイラスト・アニメ・CGから漫画だって含まれる。
油絵(こってり)がよかったり,水彩画(あっさり)に惹かれたり,
時には何でもない一昔前のイラスト(ちょっと前の有名ラーメン店)に懐かしさを感じたり・・
その日の気分で食べたいラーメン(=見たい絵)を選んだりできるのがいい。
好きなラーメン(=家に飾る絵)も時代によって変わっていくのだ・・・
と言う結論に持っていくのが本来のコラムの目的でした。

「そんなにラーメンが好きならラーメン店でもやれば」と昔からよく言われるんですが
その時の答えは昔から決まっています。
「自分で作ったりするとその日の気分で好きなラーメンを選べないじゃない」と(笑)。

その日の気分でこってりを食べたりあっさりを食べたり、つけ麺だったりまぜそばだったり
大勝軒系や二郎系のようなとんでもない量のラーメンを食べて満足しつつ
「健康によくないよな・・・」なんて後悔したり、昔通った店にふと立ち寄って苦笑いしたり
自宅での基本的な食生活があった上で、外食した時にいろいろなラーメンを
「絵画観賞」するように食べられたら幸せだな・・・そんな思いで書いたコラムでした。

○ ラーメンは『女』である。
http://www2.odn.ne.jp/~caq53640/opinion/onna.htm

ネットの仲間的には昔から面白がってもらえるコラムなんですが、やはり
女性の視点から言うと「ラーメンは『女』である」と言う前提からして問題があるようです。
10年も前から公開してあるのにもかかわらず、
あまりまともに僕のHPを読んだことのない妻が、今回初めて全文をチェックして

ラーメンに女性を面白おかしく例えていると言う意図はわかるが、
「食べる」とか「いただく」と言う表現をするのはいかがなものか

と言う至極まっとうな教育的指導が入り(笑)、
表現が穏やかな部分をピックアップしたのがラーメン本掲載の部分です。

まぁ細かい部分は深く考えず、冗談として全体を笑い飛ばして読んでくれるといいものなんですが
今回、妻はなんとか納得してくれたとは言え、年頃になった娘達がこのコラムをいつか読んでどう思うか、
ひょっとして「イヤラシイ」なんて言われてしまうんじゃないかなんて
ちょっと戦々恐々としている今日この頃です(笑)。

つづく(笑)。


  



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